G-CallとIP-PhoneSMARTを使用してLTE契約のスマートフォン通話料を節約する。
2014/10/18
スマートフォンが普及して、最近ではLTE契約も増えてきましたが、LTE契約のネックの一つとして、通話料金の高さが挙げられます。
LTE契約が登場する前は無料通話というのがありましたが、LTEになってからは各社21円/30秒の従量課金制になってしまい、通話時間によっては月々のケータイ代が高額になってしまうこともあると思います。
そこでG-Callというサービスを利用してスマートフォンの通話料を節約する方法を考えたいと思います。
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目次
電話番号を変えずに通話料を安くする。
一般的にすぐに思いつくものとしてIP電話があると思いますが、IP電話は電話番号が変わってしまいます。
まずは電話番号を変更せずに通話料を安くする方法をご紹介します。
こちらは知り合いに自分の番号を通知して発信する際に有効です。
G-Call
利用するのはG-Callというサービスです。
こちらの利点は050番号が通知されてしまうIP電話とは違い、普段使用しているスマートフォンの電話番号を相手に通知できるというのが大きいです。
また、回線はパケット回線ではなく、通話用の回線を使用しますので、音声の遅延や不安定などは少ないものと思われます。
要するにケータイの通話品質は落とさずに通話代だけ落としてくれるということです。
仕組みを簡単に説明すると固定電話などでもありますが、『○○○○(4ケタの番号)+相手の電話番号』と発信することで、こちらのサービス経由で発信するようです。
もちろんスマホからだと専用アプリを使用することで、わざわざ4ケタの番号を手動で付加しなくても大丈夫です。標準の電話帳も使用できます。
使用料はG-Callから請求されます。
料金など
月額基本料・登録料は無料です。
通話料は国内どこにかけても10円/30秒(ただいまキャンペーン中、この機会に申し込むと永年この通話料とのこと)ですので、ケータイキャリアの21円/30秒と比較すると単純計算で約半額になります。
利用するには
利用するためには事前の登録が必要です。
自分の今使用している電話番号とクレジットカードの登録をすれば約1営業日ほどで使用できるようになります。
スマートフォン用アプリも
また、スマートフォンからはアプリを利用することでわざわざ発信の際に4ケタの番号を付加しなくても自動で付加してくれます。
注意点
固定電話へは番号通知が出来ないようです。
また、当たり前の話ですが、同キャリアに電話をする際、プランによっては無料だと思いますが、こちらを使用すると有料になってしまいます。
確実に違うキャリアだとわかっている場合、または同キャリアへも有料の方のみ使用するようにしましょう。
登録はこちらから
楽天でんわ
※2013/12/5追記
楽天も同じようなサービスを始めたようです。
こちらは10.5円/30秒です。
月額基本料も無料です。
楽天でんわ
IP電話というもう一つの選択肢
相手が携帯電話の場合は上記のG-Callで良いと思いますが、番号を通知する必要がない固定電話にかける場合はIP電話を使用するという手もあります。
IP電話の場合は電話の通話回線ではなく、パケット回線を使用しますので、解約済みのスマホで無線LANを使用して電話として使用することもできます。
私は自宅に固定電話を引いていませんので、以下の記事を参考に、解約したスマートフォンをイエ電として使用することにしました。
もちろん、現在契約しているスマホにアプリをインストールすれば現在契約中のスマホでも使用することが可能です。同時着信の問題があるようですが、いずれ解消されるとのことです。
gigazine.net -無料で050番号をゲットし機種変後の余ったスマホを生まれ変わらせて有効活用する方法まとめ
また、若干ですがG-Callよりも通話料が安いので、さらにお得感を求める方にも最適です。
IP電話のメリット
IP電話のメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
- IP電話間は通話料無料
- 一般電話への発信着信ができる※ただし緊急番号など一部不可あり
- 通話用の回線を必要としないので、無線LAN環境があれば使用できる
- 必ずしも電話である必要がなく、iPodやタブレットなどでも使用できる
- 050の電話番号が持てる
- G-Callよりも通話料が安い
IP-Phone SMARTと050Plusを比較
IP電話で有名ドコロと言えば、『IP-Phone SMART』と『050Plus』だそうですが、こちらの2つの大きな違いは月額基本料の有無とそれに伴う通話料金の違いでしょうか。
IP-Phone SMARTは基本料金が不要なのですが、通話料は8.4円/30秒です。
050Plusは月額315円の基本料金がかかりますが、固定電話への通話は8.4円/3分となっており、あらかじめたくさん話すことが想定される方にとってはお得な料金設定となっています。
G-CallとIP電話の比較
ちょうどこちらのサイトで比較を行っていました。
マイナビNews - IP電話アプリとどこが違う? 携帯・固定電話向け通話サービス「G-Call」を比較してみた
以下の表がわかりやすいです。※ちなみに上記サイトで紹介されているSMARTalkはIP-PhoneSMARTが提供しているスマホ用の専用アプリの名称です。サービス名称はIP-PhoneSMART。上記のサイトを参考に一部変更しています。
通常発信 | G-Call | IP-PhoneSMART | 050Plus | ||
---|---|---|---|---|---|
月額基本料 | - | 0円 | 0円 | 315円 | |
通話料 | 固定電話宛 | 21円/30秒 | 10円/30秒 | 8.4円/30秒 | 8.4円/3分 |
携帯電話宛 | 21円/30秒 | 10円/30秒 | 8.4円/30秒 | 16.8円/1分 | |
通信回線 | 携帯電話回線 | 携帯電話回線 | パケット回線 | パケット回線 | |
相手に通知される番号 | 携帯電話番号 | 携帯電話番号 | 050番号 | 050番号 |
私の使い方
私の場合、ドコモのXi契約ですが、Xiカケ・ホーダイオプションは付加していませんので、ドコモでも家族以外には21円/30秒の通話料がかかってしまいます。
なので、基本的にケータイ電話にかける際はG-Callを使用して自分のスマホの電話番号を通知するようにし、店舗や会社など番号通知を気にする必要のない固定電話に発信する際はIP-Phone SMARTで発信するようにしています。また、IP-Phone SMARTは基本的に家に置いてある解約済みのスマートフォンからの『イエ電』としての使用を想定しておりますが、外からでもかけれるように普段持ち歩いている契約中のスマホにもアプリをインストールしています。
IP-PhoneSMARTか050Plusか、ですが、比較ポイントとしては固定電話への通話時間で判断しています。そこまで固定電話への発信が多くないのと、IP電話の通話品質がどんなものかわからないので、まずは月額基本料無料で気軽に始められるIP-PhoneSMARTを選択しました。今後の使用状況によっては050Plusに切り替えるかも知れません。
この環境により、LTE契約の通話料は半分以下になるものと思われます。こちらの料金の結果はまた追ってご報告したいと思います。