【ストライダーからの乗り換え】子どもが最も早く自転車に乗れるようになる方法【Wynn 14inch Bike】
2016/11/03
先日、息子が4歳の誕生日を迎えました。
誕生日に自転車をプレゼントし、練習したところ約1時間半で乗れるようになりました。
雨が降り30分で切り上げた日を含んでいるので、時間に余裕があり、ぶっ通しで練習できれば1時間くらいで乗れるんじゃないでしょうか?
ちなみに息子のスペックは
- 怖がり
- 運動神経は中の中。親の贔屓目に見ても中の上。まぁ普通です。クラスの中で良い方かと言われるとそうではないです。
このため、2歳の誕生日にストライダーをプレゼントしましたが、3歳まで放置。約1ヶ月前までストライダーにまたがって牛歩のスピードしか出せず…。
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目次
自転車に乗れるようになるポイント
そんな息子が自転車を与えられて、こんなに早く乗れるようになったのは、私達親が下調べをして、計画、準備をしたのと、息子自身の頑張りによってかなと思います。
これからご紹介するポイントを押さえれば、運動神経が良い子ならもっと早く乗れると思います。
早速ですが子どもが自転車に乗れるようになるポイントは以下の3つです。
- 進まないと倒れる= 進めば倒れない乗り物だということを体に覚えさせる
- 自転車の大きさ、重さに慣れる
- ブレーキの使い方を覚えさせる
大事なのはこれらのポイントをなるべく自然に教えてやること。
でないと根性だけで自転車の練習をしているのと変わりません。はっきり言って、結構めんどくさいし、人によっては遠回りに見えるかもしれませんが、親が手間を惜しんではいけません。
進まないと倒れる= 進めば倒れない乗り物だということを体に覚えさせる
ここからは時系列にも沿って、ご紹介していきます。
まずは何と言ってもバランス感覚です。
自転車は進まないと倒れ、進めば倒れません。
この感覚を身をもって自然に覚えるのに最適なのはやはりキックバイクでしょう。
私はこの事だけは以前から分かっていたので、2歳の息子の誕生日にストライダーを買い与えました。
ただ、この時点で上記の3つのポイントをわかっていればブレーキ付きのキックバイクにしたと思います。ストライダーはブレーキがついていません。
そうすればキックバイクを乗りこなした時点でブレーキ操作も覚えることができます。
前述の通り、息子はストライダーを3歳までほぼ放置で、乗ってもゆっくりゆっくり跨って歩くだけでした。
誕生日を1ヶ月後だか2ヶ月後に控え、心機一転、ストライダーで少しずつスピードを出す練習を始めました。
はじめは足で地面を強く蹴る。ひたすら蹴る。蹴ってビューンと進む感覚を覚えさせます。
少し慣れると坂道を利用します。その際のポイントはなるべくまっすぐな坂道、坂道のあとの平坦な道が広く長いところを選ぶことです。
坂道で勢いをつけて、平坦な道をなるべく遠くまで乗れるように。その際、足はストライダーに載せるようにした方がいいです。ライディングポジションが自転車と似ているからです。
ここでバランス感覚を身に着け、恐怖心を払拭できればもう8割乗れたも同然です。
あ、練習にはヘルメットを忘れずに。
自転車の大きさ、重さに慣れる
ストライダーを自在に乗りこなせるようになりましたので、息子にはこの時点で自転車を買い与えました。
自転車を選ぶ際に重要なのは、キックバイクからの乗り換えになるべく違和感を出さないようにしてあげること。
具体的には自転車のサイズと重さです。
ストライダーは12インチなので、よほど身体の大きな子で無いと、いきなり16インチの自転車は大きすぎます。
そして、子ども用自転車の素材で1番多いのが鉄(スチール)。これも重たい素材なんです。できればアルミ素材のものにしたいところ。
以下の条件で色々調べてみました。
- サイズは14インチ
- 素材はアルミ
で、息子にプレゼントしたのが、
Wynn 14inch Bike
キックバイクからの移行を意識して作られた子ども用自転車です。
サイズは少し小さめの14インチ。
フレームは軽量のアルミ製。
反射鏡やスタンド、ペダルなど必要なものは一式ついています。
息子の自転車には一度も付けませんでしたが補助輪もついています。
ペダルを外す
自転車をプレゼントして1番最初にしたのはペダルを外すことです。ペダルが無い状態はいわばストライダーに近い状態なので、違和感を少なくすることができます。
自転車を買い与えたからとペダルをつけたままにしてはいけません。ストライダーからの乗り換えでは1番の違和感はペダルです。
ペダルを外した状態でしばらくストライダーと同じ乗り方をします。
まずは平坦な道で少し地面を蹴って進む。ハンドルの重さや車体の重さ、大きさに慣れる。30分もかからずにすぐに慣れると思います。
ちなみにペダルは専用工具を使うと簡単に脱着ができます。
専用工具でないと固着して外れない場合もありますが、このhozanのペダルレンチだとなぜかヌルっと外れるんですよね。
固くて外れないペダルを力いっぱい外そうとして、怪我をするという心配も少なくなります。
ちなみに、ご存じない方のためにペダルは左右でネジの向きが異なります。
私は以下のサイトを参考にしました。
ブレーキの使い方を覚えさせる
次に大事なのがブレーキの使い方です。
平坦な道で少し進めて、ブレーキ!を繰り返します。
怖くなったらブレーキを握れば自転車は止まるということを覚えさせます。
自転車に乗れる大人には当たり前でも、ストライダーに慣れてしまった息子にはブレーキという存在は当たり前ではありません。
また、非力な子どもの握力でブレーキをフルに握るというのも少しハードルが高かったようです。
これも繰り返し練習し、言葉でもしっかりと「ブレーキを握ったら止まるんだよ、スピードが出て怖くなったらここを握るんだよ」と教えてやります。
また坂道
ここでまた坂道練習です。あまり高い位置からスタートしないほうがいいでしょう。少しスピードに乗った状態でバランスが取れるか、ブレーキが使えるかを確認しながら練習します。
2、3回も練習すれば十分です。
ペダル装着
自転車のサイズとブレーキに慣れたら、やっとペダルの装着です。
ただ、最初は坂道を使って練習した方がいいです。
- 坂道の上からスタートして、平坦な道に差し掛かったらペダルに足を載せる。
- 坂道の上からスタートして、すぐにペダルに足を載せ、平坦な道に差し掛かったらペダルを漕ぐ
という風に段階的に練習します。これも3、4回も繰り返せばバッチリ覚えてくれます。
仕上げ
最後は平坦な道からのスタートです。
いきなりペダルを漕ごうとするとうまくいかないので、これも最初は地面を足で蹴って、勢いをつけ、ペダルに足を載せ、漕ぐ!という風に教えるとすんなり乗れるようになります。
まとめ
大事なのはバランス感覚を身に着けるということです。
いきなりペダルのある自転車の状態で練習しても、子どもの身体の大きさに対して自転車が重く、大きかったり、漕ぎ出しが重たかったりで、なかなかいきなり乗れる子も少ないのでは無いでしょうか?
オススメはストライダーなどのキックバイクですが、そんなもの購入したくないという方にはいきなり自転車でも良いと思います。
ただ、サイズは14インチ、アルミフレームをオススメします。子ども自身が楽に扱えます。
いきなりそのままの状態で練習を始めるのではなく、ペダルを外してキックバイク風に乗ります。
そうすることで、キックバイクに乗っていた子にはキックバイクと同じ感覚を、始めて自転車に乗る子にはキックバイクで得られるバランス感覚を身につけることが出来ます。
- 前に進むことが大事(進むと倒れない)
- 自転車そのものに慣れることが大事
- 止まることを教えるのも大事
坂道などをうまく利用しましょう。
ペダルはそのあとでも十分です。
少し回りくどく、遠回りに感じるかも知れませんが、この順番で練習させることで、すぐに自転車に乗れるようになります。
ペダルの脱着などもめんどくさいかも知れませんが、補助輪を外したりするくらいなら、トータルの練習時間はこの方法の方が短いでしょうし、結果的にはこちらの方が楽だとおもます。
ただ、うちの子は"ペダルを漕ぐ"という感覚が分からなかったので、最初はうまく漕げませんでした。
こういうときは根性論も必要です。
おまけ
私自身がカスタム好きなので、息子の自転車も少しカスタムしています。少しご紹介。
タイヤは標準ではブロックタイヤを履いているのですが、単に私がブロックタイヤの見た目があまり好きではないこと、スリックタイヤの方が転がり抵抗が少なくスムーズに走れるであろうこともあって、SCHWALBE(シュワルベ)の BIG APPLEに履き替えました。BigAppleの14インチは日本に流通していないらしく、購入したお店曰く「多分このカスタムができるのはうちだけだと思います」とのことでした。
あれ?アマゾンで売ってる…。自分で交換できる方はどうぞ。
ハンドルバーのところにクッション材とカバーがしてあるのですが、そのカバーがビニールでデザインもダサい…。以下は車体色が赤ですが、カバーは同じものです。ちょっと見えづらいですが…。
購入店ではオリジナルのカバーをいくつか販売しているのですが、この黒の自転車に合わない感じだったので、自作しました。通常はステムのところにもカバーがありますが、不要だと判断し除外しました。
購入店の商品ではフライトジャケットMA-1の素材で作ったものがあり、(それはベージュの色の車体にはすごく合っていました)そのアイデアをパクりヒントを得まして、黒の同素材を買ってきて自分で作りました。裁縫は中学生の家庭科の時間以来でしたが、それなりにうまく出来たと思います。
夜間走らせるつもりはありませんが、これからの時期は日が暮れるのも早く、見られるためのライトは必要だと感じ、前後にライトを装着。
つけっぱなしにしても盗難の被害に合いにくいようになるべく目立たない色で。盗られても良い金額のものを。