[サフィール] SAPHIR ビーズワックスファインクリームでレザースニーカーをメンテナンス
前回の記事でご紹介した補修クリームはその名の通り、補修時に使用することを前提としたものでした。
今回は常用の靴クリームをご紹介します。色ものの革製スニーカーなどにも使えますよ。
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目次
サフィールビーズワックスファインクリームの特徴
今回使用したのはサフィールビーズワックスファインクリーム。
以下、公式から抜粋です。
- 伸びの良い乳化性クリームで、染料の定着が良く補色効果が高いことが特徴です。
- ビーズワックス(ビーワックス)の配合率が高く、革に対する、栄養・保革効果、光沢、汚れ落とし効果があります。
- 革を暗くしにくいアーモンドオイルが配合されており、婦人靴などの淡色にも適しています。
- ビーズワックスが、“栄養・保革効果”
- カルナバワックスが、“光沢”
- テレビン油が、“汚れ落し”
- アーモンドオイルと水分が、“潤いと柔軟性”を与えます。
- スムースレザーに栄養を与え、劣化を防ぎ、外からのダメージから皮革を守ります。
- 顔料の配合率が高く、その補色効果を活かした色落ち時の補色や、色付けとして利用されています。
- 色が“浸透する”のではなく、色が“乗る”イメージです。そのため、色が合わなかった場合などは、SAPHIR(サフィール)レノマットリムーバーなどでクリームを落として、やり直しが可能です。
- フランス製
特徴としてはビーズワックス(みつろう)と顔料の配合率が高いことでしょうか。
革に栄養を与えつつ、革の色を保ちたい場合などに最適なように思います。
また、色も豊富でその数なんと67色!ビビりました。
ネイビーの革製スニーカーのメンテナンス
今回はこちらのネイビーの革スニーカーをメンテナンスします。
特に爪先の色が剥げています。
このあたりは汚れもひどいですね。
洗う
まずはスニーカーを洗います。普通、革靴であればリムーバーなどを使って汚れを落とします(ほんとは革靴も洗えます)が、レザーといえどスニーカーなので、洗っちゃいましょう。
写真はありませんが、桶に洗濯用せっけんを少量入れ、水で良く泡立ててからブラシでガンガン洗います。レザーのアッパーも当然ガンガン洗います。
で、洗ったあとがこちら。汚れがすっかり落ちて綺麗になっていることがわかります。
色が落ちている様子もレザーが乾ききっている様子もわかります。
ちなみに洗った後は形を整えて屋外の日陰で良く干します。中に新聞を丸めて入れると吸水してくれて良いですが、何度も乾いたものに入れ替えないとダメです。
ですので、私は新聞などは使いませんでした。
1週間くらい放置してしっかり乾かしましょう。
クリームを塗る
クリームを塗ります。私が使用するのはネイビーブルーです。色は適当に選びました。(というかこの記事を書くまで67色もあるなんて知りませんでした…。)
クリームはウエスに少量を取り、丁寧に塗りこんでいきます。スニーカーの場合はソールにクリームの色がつかないように気を付ける必要がありますが、付着してしまってもすぐにふき取れば何の問題もありません。
片方だけ塗ってみました。向かって右側です。この時点でかなり違いますね。テンションあがります。
両方塗った後。
磨く
仕上げはしっかり磨きます。
余談ですが、昔、インターネットなんてなかった中学生の時に、レッドウィングのブーツにミンクオイルを塗り込んでメンテナンスをしていましたが、仕上げのふき取りや磨きの工程を行っていませんでした…。大人になって革靴を履くようになり、正しいメンテナンスはしっかりと仕上げにふき取りと磨きをすることを知り、その工程後の仕上げの美しさに驚愕しました。
こんなスニーカーでも同様に仕上げの磨きは大切です。
磨いた結果がこちら。しっかりと艶が出ています。
私は仕上げのふき取りの際、こちらを使用しています。手袋型になっており、簡単に艶が出ておすすめです。
紐を通して完成です。