【サッカー】プロ仕様のボールで練習して上達しよう

2014/02/16 2014/10/18

サッカーネタです。

サッカーされているみなさん、ボールはどのようなボールを使用していますか？
ボールの値段は安いものは2000円未満から高いものは2万円くらいまでと、結構幅があり、ピンキリですね。
ボールなんて丸くて蹴れたらなんでもいいと、安いモデルばかり使っていないでしょうか？

プロ仕様のボールで練習しよう

当然プロサッカーの現場で使用されているのは2万円くらいするモデルです。
JリーグでもFIFAワールドカップでも欧州のチャンピオンズリーグでも同じです。

Adidas Finale Lisbon Official Match Ball (5)
普段の練習にはこのプロ仕様のボールを使用することをおすすめします。

プロ仕様をお勧めするわけ

プロ仕様といってもメーカーによっても違いますが、ここではW杯やチャンピオンズリーグでの公式試合球にもなっているadidas社製のボールに的を絞ってご紹介します。

まず、普通のボールとadidas製トップモデル（以下、トップモデル）と何が違うのかですが、大きな特徴としては

より真球に近い
よく飛ぶ
感触が柔らかい

この３つが挙げられます。

サーマルボンディング製法

トップモデルでは通常の手縫いモデルとは違い、ボールを形成するパネルを熱接合させています。それがサーマルボンディング製法と呼ばれるもので、ボールを間近で良くみるとパネル間に縫い目が無いのがわかります。
縫い目が無いために、より真球に近く、キックに対して非常に素直な反応をするボールです。
雨天などの天候の影響も受けにくいと言われています。
また、最近のモデルはパネルの間に溝がありますが、2010年FIFAワールドカップで使用されたジャブラニをはじめとするスピードセルなどのボールはその溝も（ほとんど）無いため、無回転でボールが飛ぶ際に乱気流が起こりやすく、いわゆる"無回転ボール"が蹴りやすいのも特徴です。

ラテックスチューブ

二つ目の特徴としてはチューブ素材に天然ゴムのラテックスと呼ばれるものを使用している点が挙げられます。
これはadidas製のものに関わらず多くのボールメーカーもトップモデルはラテックスです。
ラテックスを使用しているととにかく良く飛びます。キックが上手くなったんじゃないかと勘違いするほど良く飛びます。
反面、トラップには気を使います。

蹴った感触が柔らかい

これはチューブにラテックスを使用していること、また、表皮パネルの素材や層の数などが関係していることもあると思うのですが、とにかく軟らかいです。
パンパンに空気を入れて、いざ蹴り始めると「あれ？空気抜けてる？」と勘違いするほどです。
ラテックスは合成ゴムのブチルゴムチューブよりも空気圧を高めにするのが適正ですが、（ラテックスは1気圧以上、ブチルゴムは0.6-0.7気圧）とにかくパンパンに入れても蹴った時に足が痛くなることがありません。
良く空気の入っていないボールで練習すると上達しないと言われますが、入れ過ぎると足が痛くなりますね。
トップモデルはそれがありません。

狙い目は型落ちモデル

とは言っても高いですよね。定価で17000円ですから。
そこで狙い目は型落ちモデルです。
adidas製ボールに関していえば、主にワールドカップなどの主要国際大会開催のタイミングにフルモデルチェンジを行います。（もちろん例外もあります。）
そこからはしばらくデザイン違いのボールがリリースされます。狙い目はそこです。ボールの基本的な構造や性能は変わりませんので、新しいデザインが出たら、その前のデザインを狙いましょう。タイミングが良ければ半額くらいで購入することができます。

まとめ

最近のトップモデルのボールはとにかくボールが真球であること、雨天など天候の影響を受けないことと目標として作られており、それはつまり様々な環境においてもボールにおいては同一の条件でプレーできることを意図しているのですが、これはプロの試合に限った話ではなく、アマチュアおよび育成世代においてもプレーレベル向上のためには良いことです。
トップモデルは真球で、よく飛ぶ（跳ねる）ので、ボールコントロールの練習には最適です。
高いので型落ちモデルを狙い、安く手に入れてたくさん練習しましょう。

adidas(アディダス)ブラズーカ試合球 AS590