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【パスワード管理】PasswordboxからTrue keyに移行しました。


パスワード管理サービスのPasswordboxを愛用していましたが、
IntelセキュリティのTrue keyに移行したので、レポートをお送りします。

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目次

経緯

移行のポイントとしては、

などです。

私はpasswordboxでライフタイムアカウント(永年無料)を取得していましたが、true keyでは3年間無料とのこと。
その後は20ドルの年会費がかかります。
仕組み上、便利に使うにはサーバー上にデータがあり、複数のデバイスからアクセスする必要があるので、それに対してランニングコストが掛かることは致し方ないかなと思います。
年間20ドルだと許容範囲内です。3年間は無料だし。

ただ、他のサービスに逃げようにもPasswordboxにはデータエクスポートの機能が無いんですね。
これは143ものパスワード情報を登録している私にとってはかなり痛手です。まさか手動で1件ずつ吸い出すわけにもいかないので、とりあえずはTrue keyに移行して3年間の間にどうするか考えたらいいかなと思っています。

という訳で、年末に慌てるのも嫌なので、余裕のある今のうちに移行しとくか、ということで移行しました。

移行はスムーズ

移行そのものはスムーズで、難しいことは何もなく、データも全てそのまま移っていました。
中華フォントが危うさ満点ですが…。


移行後

移行して少し使ってみてのレビューです。
passwordboxの使用感とは若干異なる部分もあります。

良くなったところ

基本的にはPasswordboxと同様の仕組みを使用しているので同じように動作します。

Passwordboxで唯一不満だったのはサインイン方法がマスターパスワードのみという点。2段階認証もありませんでした。
しかもマスワーパスワードが分からなくなってしまうとどうしようもないという点。
Truekeyは顔認証や指紋認証、マスターパスワードなど、たくさんのサインイン方法を登録可能です。
2段階認証にも対応しています。
私は今、顔認証にしていますが、パスワードを打たなくて便利になった反面、カメラに顔を合わせたりしている時間は、パスワードを手入力している方が早いような…。
まぁ便利かどうかは微妙なところです。セキュリティ的には…。まぁ簡易の顔認証なんで、こんなもんでしょう。

truekeyにはエクスポート機能もついています。
これに関しては、ユーザを逃がさないという意味だけでなく、管理の観点からもついているのが当たり前で、機能が無かったpasswordboxが異常なんですが…。

悪くなったところ

passwordboxは完全なwebサービスなので、chromeエクステンションで完結する、つまりchrome以外にwindowsやmacにインストールする必要がないところが良さでもありました。
というのも、例えば職場のPCを使用する場合など他にツールなどをインストールする必要なく使えていたのが良い点でした。
truekeyでは顔認証などを使用する場合は、chromeエクステンションでは対応できないので、ローカルアプリをインストールする必要があります。
まぁこれは仕方ないですね。
マスターパスワードのみで使用する場合はインストールは不要のようです。職場のPCにはchrome以外入っていません。
また、その状態であればchromebookなどのchromeOSでも問題なく使えます。

あと、IDとパスワードの入力画面になった時に、自動でログインしてくれないこともあります。
最初からパスワードが入力された状態なのはchromeのパスワード管理機能のおかげでしょう。こういうときにtruekeyを使う意味あるのかな?と疑問になることも…。まぁあるんですが。

まとめ

料金についても、passwordboxとは異なるサービスということで、ライフタイムアカウントが無く、年間で料金がかかるようになりました。
ただし、利便性(たくさんの種類のデバイスを所有する方であれば特に)、セキュリティの高さなどを考えると、妥当な値段かなとは思います。
もう少し安いサービスや、買い上げ式のツールもあるのですが、やはり利便性や安全性は損なわれる気がします。当然、クラウドにはクラウドの危うさもあるので、完璧なセキュリティなどはありません。
それでも、こういったツールを使用しない場合、やはりパスワードの管理には限界があり、ついつい同じパスワードを使いまわしなどしてしまいそうですが、セキュリティの観点から絶対にお勧めしません。

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