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【スパイクレビュー】adidas X15.1 HG LE

   


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adidas X15.1 HG LE

2ヶ月もブログの更新をサボった挙句、再開のエントリーが当ブログで一番人気のないサッカースパイクネタ…。
まぁ私自身が好きなので、需要は無いかも知れませんが、書きます!

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このスパイクは2015年から新しいシリーズ、「Xシリーズ」として展開されている商品で、2015年モデルの1stカラー、レザーバージョンのトップモデルです。2015年7月発売。

先日、adidasファクトリーアウトレットに買い物に行った際に、9,400円で販売されていたので購入しました。
ファクトリーアウトレットではサッカースパイクにおいて、そもそもトップモデルが店頭に並ぶことが少なく、しかも値段も定価20,520円の半分。
レザーバージョンのスパイクが少なくなりつつ今、このタイミングでこの価格は迷うことなく購入です。

ちなみに近所の大型スポーツ店ではテイクダウンモデルのX15.2レザーが9,970円でした。15.1レザーの取扱いは無しです。
スパイク事情にお詳しい方であればこれがかなりテンションの上がることだとお分かり頂けると思います。

デザイン的に賛否のわかれるものかも知れません。個人的にもう少しシンプルなデザインの方が好きですが、この蛍光の黄色はとても目立つ色で好きです。

目次

仕様

まずはスパイクの仕様についてご紹介していきます。

アッパー

アッパーはカンガルーレザーと人工皮革のコンビです。
adidas X15.1 HG LE
前足部のみがカンガルーレザーで、中足部からヒールにかけては人工皮革になります。
レザーのウィークポイントとしては、重さと革の伸びが挙げられます。特に革の伸びはスパイクの寿命を左右するものですし、伸びたレザースパイクはフィット感も損なわれ、怪我の原因にもなり得ます。
なので、そのウィークポイントをなるべく無くすため、レザーの最大のポイントであるフィット感を得るために前足部にのみレザーを配置するのはすごく利にかなったやり方だなと個人的に思います。
adidasの場合、昔からのコパムンディアル以外、近年のレザースパイクはほとんどこのカタチです。

このモデルの場合、レザーはグレーの色のところまでです。黒より後ろの部分は人工皮革になります。
グレーの部分も一見すると人工皮革のようにも見えますが、革のつなぎ目がありませんし、加工してるだけです。

adidas X15.1 HG LE

adidas X15.1 HG LE

レザーの中でもカンガルーは軽くて柔らかい、スパイクにおいては(というか昔のスポーツ用シューズにおいては)最高級の素材なのですが、このモデルのカンガルーはそこまで柔らかいという感じは受けませんでした。ある程度厚みを持たせたような感じですのでそのことも影響しているのかも知れません。
ただし、使い込んでいくうちに革がなじみ、柔らかくなっていくものと思われます。

シュータンも上部のみカンガルーレザーです。

adidas X15.1 HG LE

中足部のインサイドやアウトサイド箇所には、レギュラーモデルの場合、ホールド性を高めるために樹脂製のエックスゲージなるものがついているのですが、レザーバージョンにはそんなものはありません。おそらく単なる人工皮革です。

adidas X15.1 HG LE

ヒールは、ヒールカップが内蔵されているタイプです。
インソール含め、内張りは起毛素材を使用していますので、中で足が滑ることを防ぐ仕様になっています。

adidas X15.1 HG LE
adidas X15.1 HG LE

ラストは「ネオジャパニーズマイクロフィットラスト」。日本人の平均的な足側に合わせた足型です。
余談ですが、特にこういったラストの恩恵を受けたと感じることは今まで一度もありませんでした。
当然、個人の足型によるところが大きいですが、子どもの頃から天然皮革のスパイクばかりを履いていたので、すぐに足に馴染んでいたこと、また、現在のようにトップモデルのスパイクが天然皮革でなくなってからは、ジャパンモデルとインターナショナルモデルに分かれていますので、ジャパンモデルしか履いたことがありませんから、そもそもインターナショナルモデルの違和感を知らないということが原因だと思います。

ちなみにこのジャパンモデルにはmicoachが搭載できるようにポケットがついていますが、インターナショナルモデルにはポケットは付いていません。

adidas X15.1 HG LE

アウトソールはこのシリーズからの新しいソールが採用されています。
L字型のえぐいほどエッジの効いたソールです。これは相当にグリップが良さそうです。
ハードグラウンド・ロングパイル人工芝対応。

シューズ袋が付属されています。

adidas X15.1 HG LE

他のモデルとの違い

このXシリーズは15.1、15.2、15.3とトップモデルからテイクダウンモデルまで複数のバージョンがあります。
通常、トップモデルからテイクダウンにかけて、素材の質を落としたりすることで、履き心地や重さなどに違いが出てきます。

このシリーズのレザーモデルに関して大きな違いで言えば、まず15.1のカンガルーレザーに対して15.2ではそれがカーフ(牛革)になり、15.3ではレザーが牛革なのに加え、ソールが1世代前のトライアングルポイントになります。

履き心地

続いて履き心地についてご紹介していきます。

フィット感

足入れの瞬間から感じることですが、レザーが厚めなのか、フィット感はタイトです。
特に横幅が窮屈に感じます。私はどちらかと言うと足幅がせまい方なので、幅広の方だと結構きついんじゃないかと。
また、レザーに関しても、以前購入したパティーク11proのカンガルーは履いた瞬間から革の柔らかさを実感できましたが、このモデルはそこまでではありません。
カンガルーだなというのは感じるレベルですが、柔らかさを売りにしているモデルのそれとは印象が異なります。

【サッカースパイク】adidas パティーク11pro ジャパン TRX HGを購入しました。
パティーク11proのジャパントップモデルです。 モデル末期のようですが、型落ちモデルが安かったので購入しました。 Adidas Adipure 11pro

ソールについて

個人的にこのモデルについて一番気になっていたのはここです。
若い時はソールなんてポイントが減っていなければ形なんて何でも良かったのですが、おじさんプレーヤーになってくるとそういうわけには行きません。

私のプレー環境はほぼ人工芝なのですが、このソールのポイントは芝への食いつきが非常に良いです。
コレの良い点としては、ダッシュの際に滑ることがない事。
また、切り返しの踏み込んだ際にもしっかり止まってくれるのですが、問題はここです。
この点は若い人には何も問題ないと思いますが、筋力が衰えてくると、スパイクによって、横向きにかかっていたGがピタッと止まってしまうため、思った以上にヒザなどに負担がかかります。

人工芝でのプレーは、個人的にはパティーク11proなどの丸型スタッドがベストでした。
F50のトライアングルスタッドでも少し止まりすぎると感じていました。
踏み込んだ際に少しだけ滑ることで、横Gを逃がしてやり、ヒザや足首に負担がかかりにくい方が怪我などしにくいと思います。

また、トライアングルスタッドでは、たまに自分のスパイクで自分の内くるぶしを蹴ってしまうことがあるのですが、トライアングルスタッドでも少しエッジが効いていますので、軽く出血していることがあります。
まだこのスパイクでは幸いにして自分の足を蹴ってしまったことはありませんが、想像するだけで嫌です…。

まとめ

サッカーは用品にそんな費用のかかるスポーツではありませんし、その中でもスパイクは特に重要なアイテムですのでスパイクはなるべくトップモデルを購入するようにしています。限定などのプレミアム価格のモノは手を出しませんが。
今回はかなりのお値打ち価格だったので購入しました。

系統的にアディゼロF50の流れを汲んでいるので、基本的にはF50レザーバージョンとそんなに違いはありませんが、アウトソールは大きく異なります。
かなりグリップの効いたソールであり、主に人工芝でのプレーがメインの方は注意が必要です。

いつもの儀式、アンダーラップで通されていた靴ひもをオーバーラップで通し直します。(向かって左がオーバーラップ)

adidas X15.1 HG LE

ワセリンを塗って「柔らかくなれー」と念じます。

adidas X15.1 HG LE

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